コロナ禍での感染リスクの低い結婚式場の選び方で最優先となるチェック事項
目次
感染リスクの低い結婚式場の選び方を誰もが、コロナ禍の式場探しで意識します。
その最も重要なチェックポイントが、コロナガイドラインを遵守している式場か?です。
コロナ感染のリスクを回避するための様々なガイドラインが、発行されています。しかも、感染リスクのあるシーンごとに、ガイドラインの発行元が異なっていて、守られるべき基準が、錯綜しやすいのも事実です。
所轄官公庁のコロナ対策ガイドラインを遵守しているか?
最終的な根拠が、官公庁のガイドラインに置かれていることを確認すべきです。
- 官公庁のガイドラインに根拠のある結婚式場の施策=◎
- 官公庁のガイドラインにない独自の結婚式場の施策=✕
特に、注意すべきは、厚生労働省の定めるガイドラインで、わゆる3密を避けているか?というガイドラインです。
3密とは、密閉・密集・密接のことです。/alert]
密閉・密集・密接で、感染リスクを高める要素として避けるように指導されています。
このガイドラインは3密が3つとも同時に避けられているというのが、原則です。
密閉空間は、換気が悪く、ウイルスがその場に残存する可能性=感染率が高い。
密接空間は、間近で会話や発声をする密接空間で、飛泡による感染率が高い。
密集空間は、多数が集まる密集場所で、ウイルス感染者が混入する可能性=感染率が高い。
- 必要換気量は、密閉空間を避けるためを一定の空間の時間あたりの換気標準をさだめた概念です。
- ソーシャルディスタンスは密接空間を避けるため、距離をおくための概念です。
- 人数制限は、密集空間を避けるため、多数が集まる密集場所への人の動員数を制限する概念です。
結婚式場内、館内の設備のガイドラインの要件
必要換気量について
式場の設備で、この換気量が確保できているか?式場の案内係に確認を!
部屋の区画にある機械換気扇を使用した換気量のこと。
必要換気量は、1人当たり毎時36立方メートルが、厚生労働省のガイドラインによるビル管理の標準!収容人数が10人なら、1時間あたり360立方メートルの換気設備が、必要になる。
②1館内の運営面
ソーシャルディスタンス
②2スタッフの管理
健康管理
マスク
③最悪な状況は、ゲスト間でクラスター=集団感染が起こること。
④契約面=業界のガイドライン
理想的な対応 キャンセル料なしで何回でも延期可
特に、注意すべきは、会場の特殊性から、換気は守られているが、ゲスト間が、近距離で会話するなど、3密のうち一つの密は避けられているが、他の密は、避けられていないようなケースです。
本来、飲食を伴う結婚式披露宴では、マスクを外して、飲食するケースが多く、その場合のソーシャルディスタンスは、厳守されなければなりません。
むしろマスクをはずして飲食する分、通常のソーシャルディスタンスの標準である1メートルの間隔よりも、さらに厳格に間隔を開けることが、要求されているというべきでしょう!
しかし、現場の事情や経済的事情優先で、3密という原則を緩和する方向で修正してしまうことが、起こります。
その際に、業界の緩和を許すガイドラインを根拠にしているケースが、ほとんどです。
たとえば、一般社団法人日本フードサービス協会が発表している外食ガイドラインには少人数の家族介助者が同席する高齢者乳幼児障害者と同じテーブルを希望する場合可能としても良いが他グループとの相席は避けるとしています。
このガイドラインを根拠に、同一家族は、ソーシャルディスタンスを厳密にしなくとも許されるといった計らいです。
いざというとき=訴訟の際のために、官公庁のガイドラインに沿った会場か?をチェックすること!
訴訟時の式場側の過失=落ち度の認定は、所轄官公庁の発行したガイドライン=厚生労働省や経済産業省のガイドラインを遵守しているかどうか?にかかわる要素が大きいです。
コロナ禍での契約のキャンセル条項のように業界のガイドラインしかない領域も中にはあります。
しかし官公庁の発行したガイドラインを遵守しているか?をチェックして、コロナに対して、落ち度のない運営が行われている結婚式場かを見極める必要があります!
逆に言えば、業界のガイドラインのみ遵守されていても、官公庁のガイドラインが、遵守されていない式場は、感染リスクが高いと、判断して差し支えないといえます。